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稲田神社 3 奥の院


稲田神社は、

かつて新治の郡(現在の笠間市・桜川市・つくば市のあたり)の中心の場所にあり、

多くの人々の拝礼のまとであったようだ。

神社の敷地も今よりもずっと広かったと聞く。


グーグルマップで、稲田神社奥の院を検索すると、

本殿から車で約1㎞離れた北西の場所にあることがわかる。


民家や畑の間を通って奥の院入り口に着くと、

ここを管理されている方の庭先に

「奥の院参拝の方はご自由に駐車してください。」

と立て看板がある。


なにかとてもあたたかい気持ちになれる看板だ。


奥の院の入り口左手には、小さな三枚の棚田のあとが残っている。

また、伝説にある好井の泉(しみずのいずみ)は、水がこんこんと湧いている。


むかし、土地の若者が泉の水を汲もうとしたところ、

椎の木のところに立つ女の人の姿が水にうつり、


「私はスサノオノミコトの妃クシイナダヒメです。

長いことこの稲田の地にとどまっていますが、

どうかここに私の父母のほこらをつくり、

私たち夫婦のお宮をつくり、

そして好井の水で酒をつくり、

私に捧げてください。」

といいました。


棚田で作った米と好井の泉の水でお酒をつくっていたことが、

体感できる場所です。


境内には、スサノオノミコとクシイナダヒメのお宮、

少し高い場所から見守るように、父のアシナツチ、母のテナツチの祠が祀られている。




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